【画像22枚】英語の現在完了形、5つのポイントと3つの豆知識

現在完了形のアイキャッチ

どうも、英語チューターTAKAです。

英語の現在完了形は、その名前の馴染めなさからか、多くの人が苦手としている時制。

でも実は、以下のような場面で使うことができる、とても万能な表現なんです。

・ハワイには行ったことある?って聞ける。

ハワイの画像

 

・彼女、昨日の夜からずっと怒ってる・・・ってつぶやける。

怒っている女性の画像

 

・こんなキレイな景色、見たことない!って感動できる。

きれいな景色の画像

 

これらはほんの一例で、英語では日常会話の中で、現在完了形を使わなければ表現できないやり取りがたくさんあります。

ということで今日は、元現在完了形恐怖症の僕が、オーストラリアの語学学校で徹底的に叩き込まれた、英語の現在完了形をマスターするために必要な情報を、なるべくコンパクトにまとめてお届けしましょう!

 

1.現在完了形とは、時制の一種

まずそもそも、『現在完了形』っていったいなんなのか、分かるでしょうか?

「名前は聞いたことあるけど、説明しろと言われたらなんとも・・・」という人が多いんですが、『現在完了形』とは、英語の”時制”の一種です。

英語には、現在完了形を含めた、以下の6種類の時制があります。

  • 現在形
  • 現在進行形
  • 未来形
  • 過去形
  • 過去進行形
  • 現在完了形

このうちの、『過去から現在までのつながり』を表現する時制が、現在完了形です。

2.現在完了形は、過去形と比較すると分かりやすい

さて、実は英語の現在完了形は、さきほどの時制のうちの「過去形」と比較すると、とてもイメージが掴みやすくなります。

例えば、こんな場面を思い浮かべてみましょう。

朝から、妻の機嫌がすこぶる悪い。それもそのはず、実は昨日の夜、僕が勝手に彼女のプリンを食べてしまったのがバレて、ちょっとしたケンカをしたところなのだ。どうやら、そのことでまだ怒っているらしい…。怒っている女性の画像

 

さてさて、この「彼女は昨日の夜からずっと怒っている」という状況。どうやったらうまく英語で表現できるでしょうか。

“怒っている”なので、現在形を使って

She is angry.

でしょうか?

でもこれだと、”彼女が怒っている”という事実は表せても、”昨日の夜から”というニュアンスまでは表現できません。

じゃあ、”昨日の夜”なので過去形でしょうか?

She was angry last night.

あらら、これだとたしかに彼女は昨日の夜怒っていたことは表せますが、今朝はもう怒っていないことになってしまいます。

では、

「昨日の夜から今も続いて怒っている」

は、どうやったら英語にできるんでしょう?

実はこんなときこそ、現在完了形の出番なんです。

3.現在完了形の文法

「彼女は昨日の夜からずっと怒っている」は、現在完了形を使って、

She has been angry since last night.

と表すことができます。

なんだか、真ん中に見慣れないカタマリがありますね。

現在完了形の文法

これが、現在完了形を表す目印のようなものです。

現在完了形は、現在形の動詞を have(has) + 過去分詞 に変形することによって作ることができます。

視覚的に理解できるように、またまた「現在形」&「過去形」を引き合いに出して比較してみますね。

 

まず、「彼女は怒っている」という現在形の文。

She is angry.
彼女は怒っている。

この文の動詞は、is です。

なのでこの is を過去形にすると、「彼女は怒っていた」という過去の文になります。

(is の過去形は、was)

現在完了形の文法その2

あわせて読みたい
※主語とか動詞とかよく分からないという方は、「英語の主語とはなんの事?役割は?抑えておきたい4つのルール」を先に読むと参考になります!

では、これと同じように、is をhave(has) + 過去分詞 に変換します。

(is の過去分詞形は、been)

現在完了形の文法その3 

そうすると、見事に、さっき出てきた現在完了形の文が作れました。

ちなみに、have(has)  としているのは、この部分は主語によって have になったり has になったりするからです。

  • 主語が he,she,it の場合 ⇒ has
  • 主語が上記以外の場合 ⇒ have

≪例≫

I have been angry since last night.
僕は昨日の夜からずっと怒っている。

They have been angry since last night.
彼らは昨日の夜からずっと怒っている。

She has been angry since last night.
彼女は昨日の夜からずっと怒っている。

 

文法の説明は、ひとまずこれで終わり。

次は、現在完了形をもっと知るためのポイントを解説していきます。

4.過去形は点、現在完了形は線

さきほどの例では、現在完了形を使うことで、彼女がただ怒っているのではなく、”昨日の夜からずっと怒っている”というニュアンスを表すことができました。

今度はこれをもう少し掘り下げて、過去形と現在完了形が持つ、根本的な意味を解説していきます。

 

まず一言でいえば、過去形は「点」で、現在完了形は「線」です。

過去形が「過去の1点の出来事」を表すのに対し、現在完了形は「過去のどこかの地点から今までの線」を表します。

現在完了形の文法その4

現在完了形の文法その5

ちなみに、動作の長さは関係なく、どんなに長くてもその動作がすでに終わっているなら過去形を使うし、まだ続いているなら現在完了形を使います。

分かりやすく言えば、今が10:00だとして、彼女がさっきまで怒っていたけど今はもう機嫌が直っているなら、「She was angry.」です。

逆に、9:00にケンカをして、今の時点でまだ怒っているなら、「She has been angry.」なんです。

ポイントとなるのは動作の長さではなく、その動作が「今現在」まで続いているかどうか。「今現在」まで続いているなら、その動作は線になるので、現在完了形を使うんです。

現在完了形の文法その6

現在完了形の文法その7

この線のイメージを持っておくと、「彼女は昨日の夜からずっと怒っている」という文を作りたいなと思った時に、あっ、この動作は点じゃなく線だから、現在完了形を使えばいいんだ!と、頭のベルが鳴るようになります。

5.現在完了形は、『経験』も表すことができる

実はいま解説した「線」のイメージが発展して、現在完了形は、『経験』も表します。

例えば、僕はこれまでに、2回財布を無くしたことがあります。

これはいわば、僕の人生の中での、『経験』の話ですよね。

実はこういった、「~したことがある」という経験は、現在完了形を使って

I have lost my wallet twice in my life.
僕は人生のなかで2回財布をなくしたことがある。

と表すことができるんです。

なぜ、経験を表現するのに現在完了形を使うのかと言うと、これは人生を1本の線として考えるからです。

人生を1本の線だとすると、あなたの生まれた日から、今日この瞬間まで、その線は続いています。

そして『経験』とは、この線の上のどこかで起こった出来事。なのでこれを、現在完了形で表せるというわけなんです。

【 I have lost my wallet twice in my life. 】

現在完了形の文法その12

ただ、注意しなければならないのは、その出来事が”いつ起こったか”が分かっているときには、現在完了形は使えないということ。

「いつ〜した」という”具体的な時間”が分かっている時点で、その動作は点になるので、過去形を使います。

【 I lost my wallet in 2007 and in 2015. 】

現在完了形の文法その13

他にも、yesterday(昨日), 5 minutes ago(5分前) などの具体的な時間と一緒に現在完了形は使えません

イメージとしては、過去形が「いつその動作をしたか」にスポットを当てているのに対して、現在完了形は「その動作をやったかやっていないか」に焦点を当てているんです。

≪例≫

この映画は昨日観た。(いつ観たかの話)

 I watched this movie yesterday.
× I have watched this movie yesterday.

この映画は何度も観たことがある。(観たか観てないのかの話)

× I watched this movie many times.
I have watched this movie many times.

6.ここまでのまとめ

少し情報量が多すぎて内容が濃くなりすぎたので、ここまでの話をいったんまとめます。

 

現在完了形は・・・

  • 英語の6種類の時制のなかの一つ。
  • have(has) + 過去分詞 が目印。

 

現在完了形を使うのは・・・

  • 「いついつから~している」という、過去から現在まで続いている動作を表したいとき。
  • 「~したことがある」という、経験を表したいとき。
  • ※どちらにせよ根本にあるのは、「線」のニュアンス。対照的に、過去形は「点」のニュアンス。

 

現在完了形が使えないのは・・・

  • yesterday(昨日) 、5 minutes ago(5分前) などの、”具体的な時間”があるとき。
  • その場合は、過去形を使う。

 

このまとめの内容が理解できていれば、現在完了形の基本はOK!あとは、今から解説する3つの豆知識も頭に入れておけば、なお完璧です。

ちょっと長くなって疲れてきたかと思いますが、あともうひと踏ん張り頑張りましょう。

7.現在完了形に関するおさえておきたい豆知識

7-1.現在完了形の「線の長さ」の表し方

豆知識1つ目として、since と for の使い方について触れておきます。

現在完了形は「線」だと、ここまで口を酸っぱく言ってきました。

でも一言で「線」といっても、長い線もあれば短い線もありますよね。

この”線の長さ”を示すのが、 since と for の役目です。

どちらを使うかによって若干意味が変わってきますので、両方の使い方を詳しく見ていきましょう。

since

since は、”線の始点”を示すことによって、線の長さを表すことができます。

現在完了形の文法その9

現在完了形の文法その10

現在完了形の文法その11

まさにこのページで最初にあげた例が、 since を使っていましたね。

She has been angry since last night.
彼女は昨日の夜からずっと怒っている。

since を使って、last night(昨夜) という始点を示しています。

 

for

for は since とは違い、単純に線の長さを表します。

≪例≫

I have worked at this company for 20 years.
この会社に勤めて、もう20年になる。

現在完了形の文法その14

ちなみに、もちろん同じ文を、since を使って表すこともできますよ!

I have worked at this company since 1997.
僕は1997年からずっとこの会社で働いている。

現在完了形の文法その15

 

7-2.go を現在完了形にするときは注意が必要

現在完了形は動詞を have + 過去分詞 に変形すれば作れるのはすでに解説したとおり。

ただし、その動詞が go の場合のみ、ちょっと注意が必要です。

実は go だけは、過去分詞が

  • gone
  • been

の2種類があって、どちらを使うかによって意味が変わってきます。

ただし、この2つには明確な使い分けの基準があるので安心して下さい。

2つの違いは、「行って帰ってきた」か、「行ったまま」か、です。

been を使う場合

been を使うのは、「行って帰ってきた」場合です。

≪例≫

I have been to hawaii.
僕はハワイに行ったことがある。

ハワイの画像

現在完了形の文法その8

gone を使う場合

一方 gone は、「行ったまま」の場合に使います。

≪例≫

Ken has gone to Hawaii.
ケンはハワイへと行ってしまった。(=まだ帰ってきていない!)

飛行機の画像

現在完了形の文法その16

been と gone の違いまとめ

「どこどこに行ったことがある」などは、すでに帰ってきているので全て been を使って表します。

日常会話のなかで、「あのレストランには行ったことある?」、「俺まだエアーズロックに行ったことないんだよね」などの言い回しって、よく使いますよね。

実際に僕の経験上、 gone よりも been の方が、使う機会がとても多かったです。

一方、「バスが行ってしまった」、「誰かが~に旅立った」などは、主語がその場にまだ戻ってきていないということなので gone を使いましょう。

あとは、誰かが亡くなった際なども、

He has gone.
彼は逝ってしまった。

などと言います。

7-3.経験を強調する ever と never

ever と never はどちらも、”経験”の文を強調するのに使われます。

” in all your life “(あなたの人生のなかで一度でも)という意味を持っていて、

  • ever ⇒ 疑問文
  • never ⇒ 否定文

で主に使われます。

Have you ever been to Sydney?
シドニーには(あなたの人生のなかで)一度でも行ったことがありますか?

I have never been to Cairns.
ケアンズには(僕の人生のなかで)一度も行ったことがない

8.最後にもういちどまとめ

当ページの内容を、最後にもういちどまとめます。

現在完了形は・・・

  • 英語の6種類の時制のなかの一つ。
  • have(has) + 過去分詞 が目印。

 

現在完了形を使うのは・・・

  • 「いついつから~している」という、過去から現在まで続いている動作を表したいとき。
  • 「~したことがある」という、経験を表したいとき。
  • ※どちらにせよ根本にあるのは、「線」のニュアンス。対照的に、過去形は「点」のニュアンス。

 

現在完了形が使えないのは・・・

  • yesterday(昨日) 、5 minutes ago(5分前) などの、”具体的な時間”があるとき。
  • その場合は、過去形を使う。

 

☆3つの豆知識☆

  • since と for はそれぞれ「線の長さ」を表すのに使うことができる
  • go の過去分詞は例外的に2つ。 been → 行って帰ってきたとき、gone → 行ったままのとき
  • “経験”の文を強調するには ever と never が使える

 

なかなかのボリュームですが、ここに書いたことが実践できるようになれば、あなたはもう現在完了形に苦手意識を感じることはなくなります。

とても耳にする機会の多い時制なので、当ページを繰り返し読み込んで、しっかりと自分のものにしておきましょう。

 

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