
どうも、中学のとき不規則動詞の暗記で英語を挫折しかけた英語チューターTAKAです。
英語の不規則動詞がなかなか覚えられず、困っていませんか?
実は不規則動詞の暗記は、計画的に取り組めば、脳みそピチピチの中学生でなくても1週間程度で終わらせることができます。
実際に僕はこの方法を使って、75個の不規則動詞を1週間で暗記することができました。
今回はその方法を紹介するとともに、実際に暗記してみて分かった、さらに効率よく覚えるコツを伝授していきます。
1.不規則動詞ってそもそもなに?
覚え方の前に、不規則動詞とはそもそもなんのことを指すのか、念のためざっくりと確認です。不要の方は、この部分は読み飛ばしていただいても構いません。
さて、英語の動詞には
- 原形(基本形とも言う)
- 過去形
- 過去分詞形
という3つの形があります。
そして、過去形・過去分詞形は原形に “ed” をつけるだけで作れるのですが、
≪例 : watch≫
- 原形 ⇒ watch
- 過去形 ⇒ watched
- 過去分詞形 ⇒ watched
中には例外的に不規則に変化する動詞もあります。
≪例 : go≫
- 原形 ⇒ go
- 過去形 ⇒ went ( × goed)
- 過去分詞形 ⇒ gone ( × goed)
これら過去形や過去分詞形が不規則に変化する動詞をまとめて、『不規則動詞』と呼んでいます。
2.不規則動詞を覚えるメリット
不規則動詞を覚えると、以下のメリットがあります。
- 過去形の文が作れるようになる
- 相手がしゃべった過去形の文が理解できるようになる
- 現在完了形の文が作れるようになる
- 相手がしゃべった現在完了形の文が理解できるようになる
「文法用語ばかりでよくわからないけど、それってすごいことなの?」って思ったそこのあなた。これ実は、かなりすごいし重要なことなんです。
例えば、あなたは初めて料理をしたときのことを覚えていますか?(料理しない方は想像で聞いてください笑)
最初は「焼く」とか「炒める」ぐらいの基本的な動作しか出来なかったと思うので、作れる料理のレパートリーも限られてきます。
でもだんだん料理にも慣れてきて、「蒸す」や「ゆでる」、「煮詰める」などの新しい動作を覚えると、徐々に作れる料理の種類って増えていきますよね?
これと同じで、英語も『過去形』や『現在完了形』などの新しい”武器”が増えるごとに、話せる・聞ける文章の種類も増えていくんです。
そして、会話のなかで、過去形や現在完了形はどちらもとても登場頻度の高い時制。
この2つを話せる・聞けるとなると、あなたの英語表現の幅はグッと広がります。
なので裏を返せば、不規則動詞を覚えていないと、過去形も現在完了形も使うことができず、結果として、大げさではなく会話が成り立たなくなってしまうんです。
以上のことから、不規則動詞の暗記は、あなたが英語を使って会話をするうえで必要不可欠!と言い切っても過言ではないんです。
3.不規則動詞一覧表
不規則動詞の数は、日常で使う可能性のあるものをすべて含めると全部で75種類。その一覧は、以下からダウンロードできます。
この表は当サイトで作成したものですので、ブックマークして保存しておいてもいいですし、印刷して持ち歩いてもらっても構いません。
ただし、転載する際は、このページにリンクを貼ってもらえますと幸いです。
4.不規則動詞の覚え方
それでは前置きはこのくらいにして、ここからは、不規則動詞の暗記方法を具体的に解説します。
全てを真似る必要はないかもしれませんが、少なくともあなたの暗記の参考にはなると思います。
TAKA流不規則動詞の覚え方その1.音読する
まずはとにかく音読。
頭の中で読むとかではなく、実際に口を使って、声に出して不規則動詞を読みます。
読む順番は特に問いませんが、僕の場合は上から順番に、それこそ呪文みたいに
- become,became,become…
- begin,began,begun…
- break,broke,broken…
ってひたすら読んでました。
音読することによって、頭だけでなく耳・口を使うことになるので、より脳が刺激され記憶として定着しやすくなります。
とても地道な方法ですが、その分効果も大きいです。
それに、自動的に発音の練習にもなりますしね。
ただし注意点として、発音に関しては、自分が正しいと思っていてもいざしゃべってみると通じないことも多いです。
せっかく不規則動詞を全部覚えても、
「発音がカタカナ読みなせいで外国人に伝わらなかった…」
なんてことになってしまってはもったいないので、特に『英語圏の人たちとコミュニケーションを取るために英語を勉強している』という方は、音読を始める前にYOUTUBEなどの動画を活用して、正しい発音がどんなものかを必ず確認しておきましょう。
個人的には、以下の3動画がオススメです。
TAKA流不規則動詞の覚え方その2.空き時間を活用して脳内音読する
通勤中の電車内や、カフェでランチしてるときなど、時間は余ってるけど声には出せないシチュエーションって結構ありますよね。
僕の場合は、語学学校までのバスの時間や、授業の休み時間など。
それらの時間もなにもしないのはもったいないので、縮小コピーして財布に入れておいた不規則動詞の表をひたすらながめてました。
ながめると言っても、ただ見てるわけじゃなく、おんなじように
- become,became,become…
- begin,began,begun…
- break,broke,broken…
って頭のなかで音読していきます。
ちなみにこれは僕の経験上ですが、集中し過ぎるとだいたい気付いたら声が出ます笑。
人にどう見られようと関係ない!という芯の強い方はいいですが、見知らぬ人から好奇な目で見られるのが嫌な繊細な人は、マスクをするなどしてちょっと気をつけた方がいいかもしれません。
とにかく、
- 家にいる間は音読。
- 外での空き時間は頭のなかで高速音読。
- 可能なら動画も活用して発音もチェック。
この2つないし3つを3~4日間続けて、まずはだいたいの不規則動詞を頭にインプットしていきます。
TAKA流不規則動詞の覚え方その3.セルフテストする
ある程度の不規則動詞が頭に入ったら、自分で自分に問題を出してテストをしましょう。(誰か手伝ってくれる人がいる場合は、問題を出してもらうとよりグッド!)
大事なのは、『動詞の原形をみて、パッと過去形と過去分詞形が頭に浮かぶか』です。
なぜなら、実際の会話で役立たせるためには、例えば go を過去形にしたいと思ったら瞬時に went が頭に浮かぶ必要があるからです。
なのでテストの方法としては、一覧表の過去形と過去分詞形の部分を隠して、正解を出せるかをチェックしていきます。
テストは、声に出してもいいし、頭の中でやってもいいし、紙に書いてもいいと思います。僕は、いちいち書くのが面倒だったので、
頭の中で適当な単語をピックアップする
↓
その過去形と過去分詞形を口に出して答える
というのを、家でも外出先でもひらすら繰り返しました。
例えば、
go (頭の中に思い浮かべる)
⇒ went , gone (頭の中で瞬時に答えられたらOK)
take (頭の中に思い浮かべる)
⇒ took , taken (頭の中で瞬時に答えられたらOK)
といった感じ。ちゃんとチェックが出来れば、方法はなんでもよいです。
このテストに、僕は2日間程度費やしました。
TAKA流不規則動詞の覚え方その4.テストで出来なかった単語を集めてリストを作る
何回かテストしてみると、なかなか覚えられない単語が必ず出てきます。
僕の場合は
- choose,chose,chosen
- lie,lay,lay
- wear,wore,worn
このあたりがとても苦手でした・・・。
そうしたら、苦手な単語だけを集めて、また一覧表を作ります。
そしてこれまでと同じように、家にいるときは音読をして、外にいるときは頭の中で高速音読。
残された単語はせいぜい10~15個前後だと思うので、1日〜2日もあれば暗記できます。
ここまで、
- 音読と高速脳内音読に3~4日。
- セルフテストに2日。
- 苦手単語の追い込みに1~2日。
これで、1週間で全ての不規則動詞を暗記することができました。
5.さらに効率よく覚えるコツ
最後に、もっと効率よく不規則動詞を覚えるコツみたいなものをお教えします。
最初は何も考えずただただ機械的に暗記していたのですが、途中であることに気が付きました。それは・・・
「不規則動詞と言っても、ある程度の規則性がある!!」
ということ。勘のいい方は、一覧表を見た時点でピンときたかもしれませんね。
これはどういうことかというと、例えば、 hit (打つ) という動詞。この動詞の活用は、
です。
そして、似たような見た目の cut (切る) という動詞。この動詞の活用は、
なんです。
一覧表を見てみると、この cut や hit のような、”全部同じ形の動詞”は他にも5つあります。
これらを全て一つのグループとして覚えてしまえば、覚える手間が少し減らせるというわけです。
僕は当時、各動詞をグループごとに分けて、並べ変えて・・・みたいな面倒なことまではしませんでしたが、もしそんな表があったら便利ですよね。
ということで、今回は当ブログで作っちゃいました。
以下からダウンロードできますので、「できるだけ効率よく短期間で覚えたい」って人は、ぜひぜひ使ってください。
6.まとめ
上記の手順を使えば、75個の不規則動詞を1週間で覚えることが可能です。
こうやって振り返ってみると、特に変わったことはしてないので、地道にコツコツ続けることが一番大事かな~と思います。
不規則動詞の暗記はおどろくほど重要で、あなたの英語ライフを左右しますので、ぜひ今日からさっそく取り掛りましょう。
お久しぶりです。
英語が相変わらず上達しないのに、何故英語が上手と褒められるのか考えてみました。
それは、沈黙しないからではないかとおもいました。私は、何かを話しています。適当なこともあります。しかし、一般的日本人は沈黙されるようです。だから、出来ないのに出来ると思われるようです。相変わらず中学英語もわからないのに、発音だけは良いので上手と誤解されています。東道淳子オードリー
東道さん、コメントありがとうございます。
たしかに、沈黙しないことはとても大事ですね!黙っていては伝わるものも伝わりませんし。
でも、僕は黙ってしまう人の気持ちも分かるんです。自分がそうだったので。
やっぱり、間違いや恥をかくのがこわいから、どうしても最初は沈黙してしまう人が大多数なんですよね。
そんな人達には、まず文法をしっかり勉強することを僕は強くお勧めしています。
自分の経験上、文法に少し強くなって自信が付けば、おのずと口から英語が出るようになってきますから。
そういった意味で、東道さんの「適当でもいいからとにかく沈黙しない」というのは
とても素晴らしいことだと思いますよ。その方が絶対上達は速いです!
中学英語はこのブログで勉強できるので、
ぜひこれからも活用して下さいね。