
こんにちは、英語チューターTAKAです。
前回の記事では、【be動詞基礎編】として、be動詞の変形や基本ルールなど、基礎的な内容を学びました。
前回の記事はこちら→「4つの基本性質をマスター!英会話で使うためのbe動詞【基礎編】」
今日は【be動詞応用編】として、「会話の中で、be動詞はどんな場面でどのように使われるのか?」という、より実戦的な内容を解説していきます。
be動詞を使う場面その1、主語 = 〇〇
be動詞を一番よく使うのはこの形。be動詞の基本型と呼んでもいいでしょう。
私の名前はタカヒロです。
She is beautiful.
彼女は美しい。
のように、主語 + be動詞 + 〇〇で主語 = 〇〇 の意味を表します。
〇〇 の部分には、
- beautiful
- kind
- gorgeous
のように形容詞が入ることもあれば、
- Takahiro
- table
- apple
のように名詞を置くこともできます。
形容詞は人・物の状態を表す言葉の集まり、名詞は人・物の名前を表す言葉の集まりのこと。この辺りが苦手な方は、「【解説付き】英語の品詞全8種類一覧」を一度読んでおきましょう。
be動詞を使う場面その2、be動詞のうしろに前置詞+名詞
be動詞のうしろには、前置詞+名詞を置くこともできます。
私は日本出身です。
などがよい例ですね。
他にも、
トイレは2階にある。
Your cake is in the fridge.
冷蔵庫にケーキあるわよ。
They are at home today.
彼らは今日家にいる。
I will be in the office tomorrow.
明日は事務所にいる予定だよ。
などなど、『be動詞 + 前置詞 & 名詞』という形は、日常の会話のなかでも頻繁に登場します。
be動詞を使う場面その3、進行形
英語には、今起きていることを表す方法として、”進行形”があります。この”進行形”を作るときにも、be動詞は使われます。
例えば、
は「僕はピザを食べる」。
これを進行形にすると
となり、「僕は(今この瞬間)ピザを食べている」。という意味になります。
このように、英語の進行形はbe動詞を使って、be動詞 + 動詞のing形 で作ることができます。
「昨晩ピザを食べた」ならI ate pizza last night. 「ピザを食べたことがある」ならI have eaten pizza.このように、英語は時制を変化させるだけで様々な意味の文章を作ることができる。これについては、「英語で過去現在未来はどう表す?6種類ある英語の時制まとめ」で詳しく解説しています。
動詞eat は、過去形→ate、過去分詞形→eaten ととても不規則に変化する。このような特徴を持つ動詞は数多く存在し、一まとめに”不規則変化動詞”と呼ばれます。「【やってみた】7日でできる英語の不規則動詞の覚え方4ステップ」では、重要な不規則変化動詞をすべて覚える方法をまとめています。
be動詞を使う場面その4、受身
受身の文を作るときにも、be動詞は使われます。受身とは、日本語で言えば「~れる」のこと。例えば、
僕らはbe動詞を受身の文を作るために使う。
という言い方もあれば、
be動詞は受身の文を作るために使われる。
という言い方もできますよね。
この「~れる」は、英語では be動詞 + 動詞の過去分詞形 のセットで表すことができます。
その他の例もいくつか見てみましょう。
誰かが僕の財布を盗んだ。
My wallet was stolen (by someone ).
僕の財布が(誰かに)盗まれた。
The police arrested the thief.
警察がその泥棒を逮捕した。
The thief was arrested (by the police).
その泥棒は(警察によって)逮捕された。
財布の例で分かるように、その文の主役を「あなた」にするか「財布」にするかによって、受身を使うかどうかは変わります。
使ってみよう
それでは最後に、ここまでの内容を踏まえて、いくつか実践的なクイズに挑戦してみましょう。
それぞれのかっこの中に、be動詞を適切な形に変化させて入れてください。かっこの中にすでに動詞が書いてある場合には、その動詞も併せて適切な形に変形してください。
1.Tom and Marry ( ) at home today.
トムとマリーは今日家にいる。
2.Where ( ) you from?
あなたはどちらの出身ですか?
3.This building ( build ) in 1969.
このビルは1969年に建築された。
4.Wait a moment,I ( come ) now.
ちょっと待って、今行くから。
答えと解説
1.Tom and Marry ( are ) at home today.
トムとマリーは今日家にいる。
be動詞 + 前置詞 & 名詞 の形ですね。
「トムとマリー」は they に置き換えられるので、対応する be動詞は are です。
あなたはどちらの出身ですか?
I am from 〇〇. が疑問文になった形。「〇〇」の部分は、場所なので where に置き換えて一番前に持ってきます。
you に対応するbe動詞は、are 。
このままだと「where you are from? 」ですが、疑問文なのでbe動詞と主語を逆にして、「Where are you from ?」となります。
このビルは1969年に建築された。
ビルは建築したのではなく建築”された”ので、この文は受身ですね。
build 「建てる」という動詞を、be動詞 + 動詞の過去分詞形 で受身にしています。
build は、過去形→ built 、過去分詞形→ built と変化する不規則変化動詞です。
ちょっと待って、今行くから。
wait a moment で、「ちょっと待って」。
似たような表現で、 wait a second , hold on a second などと言ったりもします。
second は 「秒」という単語なので、a second で「1秒」、つまり日本語で「一瞬」に近いニュアンスですね。
今現在の話をしているので、かっこには come を進行形にして “am coming” が入ります。
まとめ
英会話のなかでbe動詞を使うのは、大きく分けて 以下の4つの場面。
- 主語 = 〇〇
- 主語の うしろに 前置詞 + 名詞
- 進行形
- 受身
どれも出来るようになっておけば、あなたの会話表現は間違いなく広がります。不安な方は当ページをもう一度よく読んで、しっかり理解しておきましょう。
また次の記事では補足として、『be動詞を使った英熟語(イディオム)』をまとめています。
次の記事はこちら→
≪会話で超頻出!のbe動詞を使った英熟語(イディオム)7選≫
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